すっと空に向かって伸びる美しい樹木。その姿を思い浮かべてみてください。
山間部で濃く揃った緑が山肌を覆う風景は、ほとんどがスギの木の山です。
私たちBothが家具製作に使うスギ材は、そんな美しい景色と世代を越えて育てられてきた山から大切に受け継いだものです。
持続可能な木材利用への取り組み
世代を越えて育ててくださった木のバトンですので、1本1本の丸太と向き合いながら良い製品に仕立て、丁寧にお客さまの元にお届けしています。
Bothでは、大阪南部では河内長野や和泉市をはじめ、近畿地方から伐採されたスギ材を中心に国産の木材を仕入れています。
国産の木材を使うことは、輸送による環境負荷を減らし、地域に根ざした循環型の社会へも繋がっていきます。
「木目」と「色味」
スギやヒノキなどの針葉樹は、その独特の木目と色味が大きな特徴です。
丸太の中心にあたる「赤身」と、外側の「白身(白太)」は、特有の鮮やかなコントラストを見せます。
これにより、同じ一つの木から製材しても色や表情が違ってくるのが面白いところです。

赤身部分は年数が経ち、硬さと強度が増したもので、家具の耐久性にも優れています。
この赤身を取り入れることで、軽量で扱いやすい家具作りが可能になるのです。
Bothでは職人が用途にあわせ選別した木材を使用し、木目の魅力を生かしながら上手に組み合わせて、無垢材のぬくもりを感じられるデザインに仕上げています。
節の美しさ
スギのもう一つの特徴は「節」。
節は枝があった部分に残る跡。枝がない木はないように、節があることは木材にとって当たり前のことなんです。
節は木の個性そのものであり、ひとつひとつの大きさや色合いが異なります。
家具を手にしたときその節が生み出す自然な風合いは、木の持つ力強さと温もりを感じさせます。

Bothでは、節を家具に活かすことにも力を入れています。
節のある木材を適切に使うことで、より自然で魅力的な唯一無二のデザインを楽しんでいただけるよう工夫をしています。
自然と共にある暮らし
スギは日本で多く見られる木であり、私たちの生活にとっても身近な存在です。
長い年月をかけて育ったスギの木を、私たちはただの素材として扱うのではなく、その歴史や自然が生み出す美しさを最大限に活かし、家具として次の世代へと受け継いでいきます。
Bothの取り組みについては、こちらのページでも紹介しています。是非ご覧ください。