無垢材家具のメリットとして「傷がついても味になり、修復もできる」というものがあります。
それでも、大事に使ってきた家具についた傷を発見した時は、思わずショックを受けてしまうかもしれません。
長い間使っていく大切な存在ですから、メリットが分かっていたとしてもそのような気持ちになるのは、ごくごく当たり前のことだと思います。
無垢材の家具がいいけれど、傷がつくのは避けたい。ならばできるだけ硬くて丈夫な樹種を選びたい。と考える方もいらっしゃいますよね。
硬い木の方が家具に向いているの?
ですが「傷がつかないか」という視点で見た時に、硬い木どうかはあまり重要なポイントにはならないと考えます。
何故かというと「どれだけ硬くても、傷がつくときはつく」からです。
同じ程度の衝撃を受けた際、針葉樹(柔らかく軽量な木)と広葉樹(硬く重厚な木)での差があることは否めませんが、硬さ以外にもたくさんの特徴があります。
どういった要素を優先するかは人それぞれですが、このことから「傷がつかないか」という理由だけで樹種を決定するのは少し勿体ないような気がします。
例えば、Bothが特に積極的に使用している「杉(スギ)」は針葉樹なのですが、空気を多く含んでいるため柔らかく軽量で、木目に触れた際に温かみを感じやすいです。
家具に使用すると、他の樹木で作るよりも軽く、取り扱いがしやすくなる傾向にあります。
保湿性や調湿性にも優れており、冬は暖かく、夏は涼しい環境をつくることができ、日本の風土に適しているという点も人気の1つです。

その裏にあるストーリーにも注目
更に注目していただきたいのは、スギが日本の森林にある「使う必要のあるの木」だということです。
樹木自体の特徴はもちろん、その裏にあるストーリーにも注目して家具選びをしていただくと、より愛着が湧くのではないでしょうか。
Bothの取り組みについては、こちらのページでも紹介しています。是非ご覧ください。
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